許せないその2 余分な弦を伸ばしたままジャラジャラさせるな!


弦を張り替える。新品の弦は気持ちがいい!
ところが、ペグに巻き取った弦のあまった部分はジャラジャラと伸びている。
この弦の処理は3通りある。
@余分な部分は切り取ってしまう。
Aペグのところで丸く巻いておく。
Bそのまま、伸ばしたままにする。
私は、@の様にあまった部分は全て切り取っている。
ステージなどで急遽、弦を取り替えた時は切るいとまがないから、Aの様にあまった部分を丸めておくこともある。
Bだけは、絶対に行わない。
なぜか。


ここでも、まずは、音への影響から考えてみる。
弦というのは、その全てで音を出している、という人がいる。
まあ、その通りだ。
つまり、あまった部分も弦の全てだ、これを切ると、その部分の音をスポイルしてしまう、
だから、伸ばしたままのほうが音がいいのだ!、という。
おい、おい、ちょっと待て。
弦のあまった部分は、同一の長さではない。ましてや材質は均一ではない。
(弦の先はシルクが巻いてあったり、巻き線が途中までしかなかったり、巻き線がゆるんでいたりする。)
はじめから切るつもりで作られている(と私は思っている。)部分だ。
そして、そんな不確かな弦が、ヘッド付近で伸び放題になって振動している。
意図することなく、周りの弦や、ヘッド、ネックにあたって音を出している。
そうなると、それは、もはやプレイヤーの意識とは違う音源となっているのではないか。
それは、制御されない音、つまりは、ノイズでしかないのだ!
確かに、音色、というものには、ノイズも重要なファクターだ。
あえて、ノイズを取り込みたい、という人に、「切れ!」というつもりはない。
しかし、そんな成功例は見たことがない。
ギターの音に関しては、もっと大切な部分が沢山あるのに、そんなことにこだわってどうする?


次に、プレイヤビリティについて考える。
当然、ジャラジャラしていると気になる。
全て上手い具合に外を向いていてくれればよいが、そんな都合良くはいかない。
何本かは内側を向いて、時には、指板側にも延びてくる。
弾きにくいこと、この上ない。
それでも、本人が良ければ、それもよいだろう。
しかし!
はっきりいって、周りのプレイヤーに迷惑なのだ!
セッションなどで同じステージに立つと、私はとても気になる。
乗ってきて、ネックを振り回されもすると、針金の束が顔や腕、そしてギターにあたりそうになる。
音も、ジャラジャラいう音が聞こえて気分が悪い。
セッションなんてしなければいい、と思っても、
ライブなどでステージチェンジするとき、すれ違うのはごめんだ!
早く、ステージを降りてギターをしまえ!!
そしたら、出て行ってやる!と思ってしまう。
ケースにしまうのだって大変だろうに。
たぶん、しまうときにヘッドやネックに傷が付く可能性が高いな。


ギター好きのプレイヤーが集まる時、ギター談義に花が咲き、とても楽しい。
ご自慢のギターをみんなに弾いてもらったり、音を確認したり。
そんな場に、もし、弦をジャラジャラ伸ばしたギターを持っていったらどうなるだろう?
もう、迷惑なんて状態ではない。
危険だ!

要は気遣いだと思う。
ギターを愛する心があれば、他のプレイヤーに対する心遣いも違ってくるはず。
ひいては、自分の出す音にも、影響してくるのではないかな。


プロのミュージシャンで、大きなステージでは、弦を伸ばしたままの人は、結構いる。
かれらは、そのワンステージが勝負なのだ。
弦もステージ直前に張り替える。
周りには、自分達しかいない。
照明の反射を計算しているのかもしれない。
しかし、私の知る限り、スタジオでは、皆、切っているようだ。
ライブハウスなどの演奏でも、伸ばしたまま、というのも滅多に見ない。
(若い新人はたまにいる!)
プロといえども、演出など、理由無くして、無駄なことはしないのだ。


ちなみに、私は、弦を「まーちん巻き」と呼ばれる方法で巻いている。
弦を半巻き戻して噛ませる巻き方だ。
この巻き方だと、あまった弦は上方に延びる。
だから、横に広がってジャラジャラいうことは無いのだが、パンクヘッドみたいに上に向かって尖ってしまう。
丸く巻くのもちょっとコツがいるようだ。
やっぱり、ばっさり切った方がよろしい!


ところで、弦を切ると、巻き線が緩むことはある。
これを防止するために、芯線が六角になっているものがある。
つまり、芯線に角がついて巻き線が緩みにくくなっているわけ。
でも、基本的に、ペグに二重以上巻いておけば、巻き線が緩むことはない。
もちろん、切るのは、ペグに巻いた後だよ!
切ってから巻くと、巻き線が緩む恐れがある。
まあ、そんな人はいないと思うが。


以上は、私の独断と偏見に満ちた私見です。こんなことを考えるやつもいる、程度に楽しんでください。

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