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奈良県明日香のキトラ古墳には五行易のシンボルが描かれている。

キトラ古墳をご存知でしょうか?

奈良県明日香村にある、7世紀ごろにつくられたとされる古墳です。

この古墳の石室内にある壁画には、天文図が描かれています。

現存する最古の天文図ということで非常に価値のある文化財です。

その天文図に青龍・朱雀・白虎・玄武も描かれているんですね。

また、動物の頭と人間の身体を持った十二支像も描かれているのです。

五行易は卦(け)を出して判断していきます。

卦は、十二支と、その卦をより深く説明する青龍などの「六獣(りくじゅう)」とで表記されています。

卦を構成している要素が、キトラ古墳の壁画にも描かれているのです。

古墳の壁画に使われるぐらいですから、これらのシンボルはとても縁起のいい象徴だったということがうかがえます。

キトラ古墳は7世紀にはつくられています。

そのころまでに日本にも五行易の知識体系が入ってきていたということですね。

キトラ古墳に埋葬された人物は特定されてはいませんが、王族などの非常に身分の高い階級に属する人であったと推定されています。

易の知識は、古代から非常に大切にされてきたというわけです。


こういった古代の叡智は、一見すると私たちの身近にあるものではないように感じられます。

遠い過去のものなんだ、と思ってしまいやすいです。

壁画は、古墳の中にあるものですから。

でも、五行易というツールを使えば、私たちも古代の人たちが慣れ親しんでいたかたちで叡智に接することができるかもしれません。


古代の叡智は古墳の中にある壁画の素晴らしさだけにとどまるものではないと思います。


「古代から伝えられてきた叡智が、現在にどのように伝えられ、応用されているか?」

を知ってみるのも、ロマンあふれる楽しいことではないでしょうか?


古代の叡智のひとつ、五行易を「今ここ」で体感してみませんか?

五行易体験中
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