※今回は具体的に卦を元に解釈していきます。少し難しく感じるかもしれません。さまざまな流派がある中での私自身の考えに基づいた解釈になります。
ちなみに、ラブドラムはロシア由来の円形の金属製打楽器です。実際に叩かせて貰いましたが、心地よい振動と深い音に癒されました。そんな楽器を購入したクライアントさんからの依頼です。
以下が、コインを振ってもらって出た卦です。
『世爻と応爻』
・世爻(せこう)…卦にある「世」のことですが、占いを求めた本人を示します。今回の占いではこの世爻が動爻(活発に動いていることを示す状態)でした。本人がラブドラムを積極的に使用している様子と解釈しました。
・応爻(おうこう)…卦にある「応」は対象を表します。戌土と書いてあり、戌は今回の卦では空亡という「からっぽ」という状態でもあることから、ラブドラムの空洞という様をイメージできます。
→世爻と応爻で、空洞のラブドラムを本人が叩いて音と振動を出している様を読み取ることができます。
『月日』
・占った日は太陰暦では酉月辰日です。陰陽五行で言えば酉は金の五行に属し、辰は土の五行に属します。この月日の五行との相生相剋の関係が大事です。「世」は酉金ですが、月の金は同じ五行なので酉金を強め、日の土は金を応援する五行なのでこれもまた酉金を強めます。
→占った月日に応援されているので、「世」の本人も扱っているラブドラムも、強くいい状態です。
『ラブドラムを叩くことで起こること』
・占った日との相性から、ラブドラムを叩いた際に発する振動が天と繋がっていることを示します。同時に振動は大地にも向かいます。この意味を延ばせば、振動が大地に向かうと同時に天にも響くというイメージが出ます。
・叩いている「世」の行には白虎が臨んでいるので、 ヒーリングのために使われると解釈します。世爻は動爻なので、本人がヒーリングをするために自分から使っていくものであることを示します。
・ヒーリングは本人のお腹を中心に行われます。応爻の戌土は暗動(見えないところで動いている状態)して世爻を助けます。戌土は上爻にあり、頭の場所で、思考を腹部におとしこむと解釈できます。
・世爻が酉金で子孫午火に攻撃されます。が、金属がはるかに強くて弱い火で攻撃を受けてもびくともしません。子孫には楽しみや快楽、医薬の意味があり、白虎にはヒーリングの意味があって、世爻の酉金はラブドラムの象徴です。これらをまとめると、ヒーリングとしてラブドラムを使っていく中で発生する不調和なエネルギーによってわずかにラブドラムも消耗することを示します。
・応爻は戌土で空亡です。暗動して午火を吸収します。この事は、世爻を攻撃する午火のエネルギーが、ラブドラムに吸収されるということです。不調和なエネルギーがラブドラムの空洞に入っていくことをあらわします。
・不調和なエネルギーは、未(ひつじ)という土の五行を使って中和するとよいであろうことが占いから読み取ることができます。
要約
・ラブドラムはヒーリングに使うには最適です。天と地に響き、繋がって、思考を腹部に落とし込みます。
・自分の不調和なエネルギー、ヒーリングをする中で生じる不調和なエネルギーを、ラブドラムが振動とともに吸い取ってくれる作用があります。積極的に使うといいです。
・ラブドラムの中に溜まったエネルギーを中和するためのメンテナンスとして、未を意識するといいです。未柄の布をかけてあげる、黄色いカーペットやカーテンの部屋で使う、黄色い布で拭いてあげる、など工夫できます。
最終的に次のような言葉が浮かんできました。