五行易の改善策は、環境をととのえることで出来事をコントロールするためのものです。
改善策に使われる十二支のグッズは、運命を改善するための目印や灯台のような役割を持っています。
その役割をもう少し具体的に言えば、
「日常生活に組み込んだ習慣から自分を切り離す」ことにあります。
では、どうして習慣から距離を置くことが必要なのでしょうか?
私たちは全員習慣に染まっています。
朝起きたら、だいたい同じような習慣からはじめることが多いものです。
そして、そういった習慣は人生に安心感をもたらしてくれます。
習慣とは安定した日常生活そのものです。
ですから、私たちは自分のなかにはぐくんだ習慣を変えることを嫌います。
しかし、人生において足りないもの、欠けているものを求めようとするとき、この何気なく行っている習慣が問題になっているときもあるのです。
例えば、インスタントラーメンを食べる生活が続いた結果、健康を害してしまった人がいるとしましょう。
彼が病気になったのは、栄養のかたよりが続いたからです。でも、その食生活を習慣としていることが問題になっていることがわからなければ、もしくは、その習慣を変えようとしなければ、彼の健康は損なわれたままになる可能性が高くなってしまいます。
それに加えて、その習慣が健康を脅かしている可能性があったとしても、習慣を変えるということに抵抗感を覚えてしまうのが、私たち人間なのではないかと思います。。
習慣のかたよりから問題がうまれてくる。
上記の例は、人生の問題にもそのまま当てはめることができます。
人生の問題は,本人がふだん何気なくおこなっている習慣から生まれているのであり、その習慣を変えることで状況を変えていくことが可能になるのではないでしょうか?
習慣とは、自分のまわりの環境のことです。
そして、私たちは自分自身で作り上げた習慣に逆に取り込まれ、同化してしまっています。
いわば、私たちは知らず知らずのうちに自分が創り上げた環境(=世界)に閉じこもって生きているような状態になっているのです。
そして、自分の人生に何かが欠けていると気づいたとき、私たちは習慣の積み重ねが今の状況を作り出したことに思い至ることができていません。
ですから、思い切って習慣の外側に出ることが必要になってくるのです。
そうすることではじめて、その習慣と距離を置くことができます。
その習慣が願いの実現を妨げていたことに気づいていけるのです。
五行易を活用することで、習慣の外側にシフトする。
習慣というものは自分自身と同化してしまっているために、自分ひとりで習慣から距離を置くことが難しいものです。
そこで、五行易をたて、その結果導き出された改善法を象徴する十二支のグッズを置くのです。
そうすることで習慣から距離を置くことができます。そうなれたとき、習慣に閉じ込められた状態から抜け出すことができることでしょう。